創設経緯・沿革

本研究学会の前身となる愛知高齢者福祉研究会は、高齢者医療・福祉について様々な角度から実践的な研究を行うために、1980 年 7 月に発足した東海老人問題研究会とその後の全国老人福祉問題研究会愛知支 部( 1984 年 12 月に発足)の研究活動を礎にして、1989 年 5 月に発足しました。
愛知高齢者福祉研究会が発足してからの 25 年間は、高齢者をめぐる状況が激しく変化する時代でした。特に 2000 年 4 月からは介護保険が実施され、高齢者医療・福祉のあり方も大きく変わりました。また、2008 年 4 月からは後期高齢者医療制度が開始されています。本研究学会は、時代のニーズに応じた研究実践をさまざまな形で行っておりました。
現在は、高齢者医療・福祉の研究者から現場の実践者、高齢者医療・福祉に関心のある一般の方々まで、様々な立場の方が会員として参加しています。愛知県を中心に活動をしてきました愛知高齢者福祉研究会ですが、現在は、近隣の岐阜県などだけでなく、東京方面など全国の会員の皆様がいらっしゃいます。また、昨今は高齢者に関わるさまざまな課題を多方面から検討する必要が生じております。さらに、本研究学会を発展させ、若い実践者や研究者の方々の力を高めていくために、2023 年 4 月 16 日に福祉と看護の研究学会として改名を致しました。
理念と目的
2035 年に向けて我が国は健康長寿を目指し、さまざまな年代における課題の解決に向けた保健・医療・福祉の取り組みが求められております。そういった中で、今後、人々が生きがいを持って豊かに生きていくための課題を追究していきたいと考えています。
研究(学習)の成果や人の輪は、それぞれの実践の場で役立っています。福祉と看護の研究学会では、さまざまな立場の研究者や実践者などの協働により、生涯にわたる人々の生活のQOL を高め、人類の福祉に寄与することを目指します。